パリから新幹線TGVで南東に1時間余りにあるモンバール(Monbard)駅から車で更に30分ほど南下すると、丘の上に小さくまとまった集落が見えてきます。
フラヴィニー・スュール・オズラン村です。

 この村の一角にあるのがアニス・ド・フラヴィニー(Anis de Flavigny)の本拠地です。
スーパーのなどで見かけるボンボン(キャンディー)の一つですが、ブルゴーニュの特産品。
建物の中に入るとパッケージに描かれた絵を具現化したようなノスタルジックな空間が迎えてくれます。




 ショップや博物館スペースは自由に見ることができ、製造の様子も一定時間毎にガイドさんの解説付きで見学できます。
観光シーズンには中庭の小さなカフェコーナーはおとぎの国の延長のような空間にひたる観光客で常時埋まることでしょう。




 ところでアニス(Anis)の発音は「アニ」とも「アニス」とも言うようです。
この日製造過程を案内してくれた女性は「アニ」と発音していました。
 そしてブティック内でアニスがテイスティングできるようになっているのは嬉しいサービス。
フルーツ味が多い中、コーヒー味も意外にイケます。




 2024年限定販売されているシトロン味の楕円形の缶にはエッフェル塔が(シトロン 味は通常版のデザインもあります)。
缶入りタイプはフレーバー毎にデザインが異なり、 農村で出会った若いカップルのストーリーも描かれています。

 こんなのどかな村の小さなアトリエにいると、これらのボンボンが複数の国に輸出されている事実の間には不思議なギャップが感じられます。
 さて製造過程の見学が終わったら外に出る前に、衛生上の理由で配られ被っていた頭のネットを外すのをお忘れなく!(笑)



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