
イタリアで春を告げる花のひとつが、ミモザです。
ミモザはオーストラリア原産だそうですが、1946年に女性の日のシンボルに指定されていますから、それ以前には地中海世界に渡来し、普及したことが推察されます。
以前は3月の花とされていたミモザ、温暖化の影響で2月半ばごろから咲き始めるようになりました。
春めいてきた青い空とポンポンとした形状が可愛らしいミモザの黄色は、心和む風景です。

3月8日の女性の日は、男性がミモザの花を女性にプレゼントする風習があります。
うっかりして忘れてしまった男性のために、スーパーマーケットでもミモザの花が盛大に売り出されています。
ミモザをかたどったケーキも、この時期はあちこちで目にすることに。
1950年代に、リエーティのシェフが考案して世に出たミモザケーキ、女性の日に男性が仕事帰りに買う姿をよく目にします。
決して高級感のある花というわけではないのですが、どこか親しみやすく、身近に感じるのがミモザなのです。
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