ワインと言えばフランスをイメージされる方が多いと思いますが、スペインはワインの生産量は世界4位で、年間300万トン以上生産しています。
ワインの生産国では必ずと言っていいほど糟取りブランデーが作られています。
ワインはブドウから作られ、ブランデーはワインを蒸留して作られます。
この糟取りブランデーはワインを作る時に残ったブドウの搾りかすを発酵させて作られたブランデーです。
ワインから作られるブランデーと違い、糟取りブランデーはブドウの香りや味を感じる事ができるうえ、お値段も一般のブランデーよりもお手軽で気軽に飲む事が出来るためスペインでは多くの人に親しまれています。
この糟取りブランデー、フランスでは「マール」、イタリアでは「グラッパ」と呼ばれるので、耳にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スペインの糟取りブランデーはorujo(オルホ)といいます。
特にスペイン人に人気のあるのはハーブなどを漬け込んだ甘いタイプです。
甘くて飲みやすいタイプのオルホは食後酒としても親しまれていますが、口当たりの良さに比べ、アルコール度数は高いので、飲みやすいからといってたくさん飲むと危険です。
まだまだ日本ではなじみの薄いオルホ、リキュールやブランデーが好きな方はぜひスペインで味わってみて下さい。
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