タイへ訪れたことがある人がどうしたら良いか疑問に思うのが、”ワイ”と呼ばれる手を合わせる挨拶の作法についてかもしれません。

タイでは挨拶の「サワッディー」を言いながら手を合わせるのが一般的です。

手の合わせ方は手をぴったりくっつけるのではなく、中を少しふくらませるのが正しいやり方です。

合わせた手の位置が高ければ高いほど、相手に対する敬意の高さを表すとされます。
そのため同年代などにする一般的なワイでは、親指を顎先に、人差し指を鼻先の位置で合掌、目上の人には親指を鼻先に、人差し指を眉間の位置で合掌します。
また、目下の人から先にワイをするのが基本的なマナーです。

旅行者であれば、ほぼ必ず遭遇するのがホテルや飲食店のスタッフからワイをされるシチュエーションです。
この場合、無理にワイを返す必要はありません。軽く会釈をするか微笑みで応じれば大丈夫です。

もしタイに住み、仕事をするなら実際に目上の人にワイをするシチュエーションは出てきますが、タイの人のワイを日頃から観察しておくと自然にできるようになっていきます。

Copyright(C) wowneta.jp