タクシーの配車アプリが増え続けているメキシコに中国の配車アプリ最大手「滴滴出行」も参入してきました。
メキシコシティではまだサービスの提供が始まっていませんが、隣の工業都市トルーカを中心に展開しています。
これまでUberやYAXIが大きなシェアを持っていましたが、中国企業の進出によってタクシーの新しい競争が始まる予感です。滴滴出行の価格は他のタクシー配車アプリとあまり変わらない設定になっていますが、いくつかの会社が競合するようになり、価格競争が起こることも懸念されています。
利用者としては、サービスの質の向上と価格競争が起こるので利便性が高まりそうです。
一方で、メキシコにはタクシー会社の組合があり、既存のタクシー会社との間で軋轢も生まれています。
一部の都市では、配車アプリで呼ぶことができるタクシー会社の参入を禁止するようなところもあり、メキシコ全土で配車アプリを利用することができるようになるためにはまだまだ時間がかかりそうです。
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