世界中を騒がせている中東呼吸器症候群「MERS」の韓国国内発生から約1ヶ月を迎えようとしています。連日のように報道では感染者が発表され、同時に完治をして退院をしている人も多いなかで、まだまだ沈静化までの見通しが立たないのが現状のようです。そのため、韓国を訪れる旅行者も減ってしまい、観光地もすっかり元気をなくしてしまいましたが、しっかりと予防に気を付けていれば、従来と変わらず旅行を楽しむことができるのです。
ここ1ヶ月で変わったことといえば、とにかくあちこちに「除菌スペース」が設けられるようになったこと。飲食店はもちろん、映画館や劇場、人がたくさん利用するバスの中、駅構内にも消毒液ボトルや機械が設置されていて、通りがかりの人々も率先して利用する様子が見られるようになりました。地域でも体調変化の調査や、マスクの無料配布などが行われ、MERSと予防に対しての意識も高まりました。
私が先日訪れた金浦空港でも、このように消毒液ボトルと無料マスクが設置されていました。韓国人のみならず、外国人も多く利用する駅なので、より予防の大切さを感じることができました。もっとも人の目につく改札前の「駅長室前」というのも、大切な配慮だと思います。
インフルエンザなどの季節病、はやり病に気を付けるように、人々の意識が少し高まるだけでも被害の広まりは防ぐことができます。今はただ、1日も早い沈静化を願うことと、このような除菌スペースを利用しながら毎日を健康に過ごすことが大切だと言えるでしょう。
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