大小合わせて7107もの島々からなるフィリピンは、大都会の首都マニラからスラム街や地方の田舎までと貧富の差やインフラ整備の差が相まってさまざまな暮らしがあります。
日本の書店でよく見かける旅行雑誌のフィリピンは、日本に例えると東京や大阪、沖縄などの地域を紹介しているようなものです。

そうした先進的な地域がある一方で、昔ながらののどかな暮らしをしている人もまだまだ多くいます。
今回は、そんなフィリピンの田舎暮らしを少しご紹介しましょう。
フィリピンの南部ミンダナオ島にあるとある街では、周囲にショッピングモールやスーパーはありません。
小さなパン屋や雑貨屋、商店や薬局などが少し遠くにあり、車やバイクが無ければそれらのお店にもたどり着くのに何十分とかかります。




大きな建物というと、教会か学校ぐらいです。
そのため、車がある人は遠くのスーパーまで週に1回程度はるばる買い出しに行きます。
そうしてまとめて買い出しに行った人が小さな商店を開き、車で買い出しに行けない人向けに販売をしているのです。

こうした街は、近隣住民はみな家族と言わんばかりに仲良しです。
近くで誕生日パーティーがあれば誰でも参加しますし、街のお祭りの日にはご馳走を作っている家を回ってご相伴にあずかることもよくあります。
このような暮らしもまたフィリピンらしい暮らしの1つなのです。


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