イギリスにある国立の博物館や美術館の多くは入場料が無料だという事をご存知でしょうか。
ロンドンの中心、サウスケンジントンにある自然史博物館は自然系の博物館としてイギリス最大であるのみならず、世界でもトップクラスです。
館内は展示内容によって4つのゾーンに分けられています。今回は標本類が集められているグリーンゾーンを紹介します。

このゾーンには動物・植物・鉱物などの標本があり、なんと実際に手で触れる事ができます。日本の博物館ではガラス越しに標本を眺めるのが一般的ですが、ここでは実際に触れて身近に感じる事ができるというのが印象的です。





また、顕微鏡・各種計測装置・データベースが揃えられており、解説を読んだり聞いたりするのではなく、各標本について自分で調べて考えるという研究体験ができます。
子供の知的探求心を養い、受動的ではなく能動的な学習態度を身に着けていくという欧米らしい教育方針の片鱗を見る事ができるのが印象的です。
子供の頃からこのような博物館(しかも無料!)が身近にあったら、都会に住んでいても色々なことに興味を持つことができて羨ましくなりました。


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