一日はとにかく休み休みながら、厳しい峨眉山の道を登ることになります。
最初は舗装されていた道も、どんんどん険しくなり、杖がないとなかなか登れない状態になってきます。

道の脇には、疲れて休憩をとっている方が沢山いますが、日が暮れるまでの間に、山頂の予約しているホテルに辿りつく必要があります。休みたい気持ちを抑えて、疲れた体にムチを打ちながら山頂の向かいます。

山頂は、はるか雲の上。やっとの思いでたどり着いたのですが、空気もすがすがしく、とっても気持ち良い気分になれます。でも疲れ切っているので、ホテルにチェックインし、シャワーを浴びたら、そのまま眠りこんでしまいました。






翌日、朝5時に起きて、朝日が出てくるのを待ちます。最高のロケーションだと、雲の中から朝日がみえ、仏の後輪のように光る太陽を拝むことができるはずです。期待に胸を膨らませながら、最高のロケーションが見えるとされる場に足を向けるのですが、もうすでに朝日を見ようと待ち構えている人の山、山。

朝日が見えてきた時には、多くの人の歓声と、写真を撮る人の波で、ゆっくりと朝日を堪能することはできませんでした。ただ、この場所が世界遺産として登録されている場所であり、中国の中でも絶景の一つとして数えられる理由は、わかった気がします。

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