中国商用飛機の最新表示価格によると、C919の100機の基本価格(機体、付帯部品、エンジンの価格を含む)は合計で約108億ドル(約1兆7000億円)で、2024年から2031年にかけて分割納入される予定。
今回の取引により、中国国際航空の輸送力は7.5%増加する見込みだ。
中国国際航空が今回購入する航空機の基本価格は、中国東方航空が同機を購入した際の基本価格よりも高い。中国東方航空は当時、合計約99億ドル(約1兆5000億円)で契約を結んだ。
ただ、これは国産大型旅客機の価格が上がったのではなく、今回、中国国際航空が購入するC919が「航続距離延長型」であるためだという。中国東方航空が購入したのはスタンダードなタイプのものだった。
現在、中国商用飛機は中国国際航空と中国東方航空の他に、海航集団とも契約を締結した状態である。海航集団傘下のウルムチ航空と金鵬航空がC919を30機ずつ購入する。このうち金鵬航空は、2024年第4四半期に最初のC919を受け取り、2027年末までに計30機の納入が終わる予定。
これらの納入時期から見て、C919の生産能力が向上していることが分かる。
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