中国の2024年第1四半期のサービス貿易は高い伸びを示している。輸出と輸入の総額は1兆8167億4千万元(約39兆6100億円)で、前年同期比14.7%増となった。輸出は9.4%増の7442億元(約16兆2270億円)、輸入は18.7%増の1兆725億4000万元(約23兆3860億円)で、貿易収支は3283億4千万元(約7兆1600億円)の赤字だった。
2024年第1四半期の中国のサービス貿易の特徴は次のとおり。
知識集約型サービス貿易が引き続き増加している。知識集約型サービスの輸出入額は前年同期比5.6%増の7332億6千万元(約16兆円)。
うち輸出は2.8%増の4273億7000万元(約9兆3200億円)で、比較的伸びが高かったのは知的財産権使用料(34.4%増)、個人文化・娯楽サービス(19%増)だった。
輸入は9.6%増の3058億9000万元(約6兆6700億円)で、伸びが高かったのは個人文化・娯楽サービス(66%増)、その他ビジネスサービス(15.2%増)となった。
旅行サービス貿易も引き続き高成長を維持している。旅行サービスの輸出入額は4800億8000万元(約10兆4700億円)で前年同期比42.2%の増加となり、サービス貿易の中で最も高い増加率となった。
Copyright(C) wowneta.jp