友達と一緒にマレーシアのショッピングモールの中華料理店で食事を楽しんでいたある日、予想外の出来事が起きました。
食事の途中、まだお皿にも明らかに食べ物が残っているのにウエイトレスが伝票を持ってきました。周りには空席もあるのに、予約はあるのか何かで私たちは追い出されるのかと思ってしまいました。
そしてウェイトレスと話していると、びっくりすることが起きていたことに気づきました。
なんと隣のテーブルにいた男性たちが、我々の会計をすでに済ませてくれていたのです。
店員さんによると彼らは日本が大好きだそうで、私たちが日本語で話していると認識し、歓迎してくれたそうです。
隣にビジネスマンのような2人組の男性のお客さんがいたのは認識していましたが、何も言わずにお店を後にし、顔も分からないまま、お礼も言えないまま終わってしまいました。
私たちは驚きと感謝の気持ちでいっぱいで、男性たちのかっこよさに感心し、何もお礼ができないことをもどかしくも感じました。
もっと高価な料理を選んでおけばよかった、と友達と冗談で言いながらも、改めて現地の人の懐の深さと、日本人であることにも感謝した瞬間でした。
マレーシアでは、美味しい料理だけでなく、人々の温かさと思いやりに触れることができる場所なのかもしれません。
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