ブルゴーニュのぶどう畑のクリマがユネスコの世界遺産に登録されたのは2015年のことでした。
そして2025年2月8日、ブルゴーニュのディジョン市は、この世界遺産登録10年をワインの守護聖人サン・ヴァンサンのお祭りとともに祝いました。




この日の午前中はあいにくの雨がパラついていましたが、ディジョンとその周辺の町に拠点を置くワイン生産者が集まりスタンドを連ねます。
小さなパレードの後の式典では、ディジョンの新市長、ナタリー・コエンダー氏も駆けつけ祝いのスピーチを披露。
そうするうちに雨はほぼ上がり、イベント会場を数十メートル先のO.I.V(国際ぶどう・ワイン機構)の本拠地と分かち合い、テイスティングや伝統的なダンスなどのプログラムが進行していきました。




ワインはなんといってもぶどう、 つまり農産物から作る飲み物。
したがってその年のぶどうの出来が、ワインを特徴付ける大きなカギとなるわけです。
また環境に配慮した、栽培や生産に関する様々なルールへの対応に忙しいドメーヌの責任者た
ちも多いでしょう。




2024年のフランスのブドウの収穫量は厳しいものとなりましたが、ワイン生産者たちはブルゴーニュワインの威信にかけても、より良いワイン作りへの道を切り開いて行くはずです。
新呼称、「ブルゴーニュ・ディジョン」の登場やワインの格付け昇級を待つ区画等、今後もブルゴーニュワインは新たな展開を見せていきます。


Copyright(C) wowneta.jp