
フランスで訪れた町をバスやトラム等の公共交通機関を使って有効に見てまわりたいなら、チケットの購入方法を事前に確認しておくことが大切です。
「割高かもしれないけど自分が住んでいる町のバスのように、乗車時に車内で払えば良いだろう」
と思って乗り込んだら
「車内では払えないからバスの営業所やタバ(町のキオスク)に行くか、アプリからチケットを買って」
と言われて一旦下車、予定時間が大幅に遅れてしまうということも。
ではフランス東部の町ベルフォールの例を見てみましょう。
ベルフォール市とその周辺の町村をつなぐバスのネットワークを利用する場合、乗車前にチケットを購入する必要があります。
バス停に自動販売機はないので、前述のようにタバ(キオスク)を探すか、「Sncfconnect」(エスエヌセーエフ コネクト)というフランス国鉄のアプリ経由で買えます。

「Sncfconnect」のアプリでは目的地と出発地、出発予定時間を入力すれば乗り換え経路や時刻表がわかるので便利。
特に地方ではバスはあるにはあるけれども時刻表を調べてみたら1日一往復のみ、ということもあるのです。
さてベルフォールのバスチケットは
・1時間乗り放題
・24時間乗り放題
・1週間定期
の3種類から選べます。
こうしてチケットが購入出来たらいよいよ乗車です。

24時間乗り放題の紙バージョンチケットにはQRコードが印字してあるので、これを乗車時にスキャンするよう。
「ボンジュール」
とチケットを見せながら運転手さんに挨拶をし、前の人のように運転手さんの横にある小さい画面上にタッチしようとしたら、
「あ、そのチケットは画面の下にかざして。もうちょっと離して・・・もうちょっと」
すると
「ピ」
という小さな音と共に画面から緑の光が発せられ、
「はいOK」
愛想の良い運転手さんに出会うと旅の気分も上がりますね。
なに事も試してみれば経験が1つ増えるというもの。
1つずつステップを進めて目的地を目指しましょう。
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