ナポリを舞台にした映画を見ると、建物と建物を結ぶような洗濯物を目にすることが多いと思います。
実はあの洗濯の干し方は、ナポリだけのものではありません。
イタリア全土で行われている方法です。

古い建物が多いイタリアでは、物干し竿や台を設置するスペースがありません。
そのために、ベランダの柵を使ったロープが一般的。
ロープ以外には、折り畳みできる低い物干し台があり、これは雨の日に屋内でも使用できます。




物干し用のロープは、長年雨風にさらされると劣化したり、張りが緩んできたりするため、定期的に変える必要があります。
ホームセンターには用途に合わせたさまざまなロープがあり、ロープを通す金具が揃っています。
ロープが移動するような滑車の金具も多く、まさにナポリ映画の世界です。




風が強い日はよほどしっかりと洗濯ばさみで留めないと、洗濯物が飛んで行ってしまうことも少なくありません。
その洗濯ばさみの跡が洋服に残らないように干すのも技術を要します。

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