オーストラリアの小学校を経験して初めて日本の小学校の良さがわかったものです。学校だから当たり前だと思っていたことが、こちらに来て違う事に気が付きました。大きく3つあげてみます。
1.給食がある!
こちらで給食のある学校は聞いたことがありません。普通はタックショップと言って、Kioskのような学食があります。置いてあるものは、親としては利用させたくないパイやピザ、ホットドッグ、などです。一番健康的なメニューがカットされたフルーツにチキンサンドでしょうか。ポテトチップスやキャンディー、チョコレートもあります。日本の給食といえば、栄養士が子供の成長を考えて献立を立て、アレルギーの子にまで対応する柔軟さ。こちらはほぼ保護者のボランティアで成り立っているので、文句は言えません。

2.掃除がある!
オーストラリアでは、学校がクリーナーを雇っています。放課後にクリーナーがやってきて綺麗にしてくれるのが一般的です。家庭でお手伝いの習慣がなければ、もしかしたら、ほうきやぞうきんを使ったことのないまま大きくなる子がいるかもしれません。日本では教室だけでなく、トイレや校庭まで自分たちで綺麗にしていました。素晴らしい習慣だと思います。

3.時間割がある!
オーストラリアの小学校は時間割がなければ教科書もありません。担任の先生にはもちろん計画があるのでしょうが、親は学期の目標とアバウトなカリキュラムをもらうだけです。具体的に子供がどんな勉強をして、どこにつまずいているのかが見えにくいシステムです。また、前日に翌日の時間割を見て準備をする必要もありません。毎朝、用意されたランチボックスをかばんに詰め込めば、出来上がりです。子供にしてみれば、オーストラリアの方が忘れ物の心配もないし楽でしょうが、親の視点からすると、翌日の準備をする習慣ぐらいはつけさせたいと思うものです。
グローバルな世の中になってきていますから、教育面でも各国の良い点を研究すれば、より良い教育システムが出来上がるような気がしてなりません。


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