モモと杏は北からやってくる?!【インド】

5月の頭。マンゴーの季節には少々早いかな、という頃合いにモモが旬を迎えます。日本のうっすらピンクの桃とは異なり、ちょっと皮が黄色いのが特徴です。

ころんとした形が可愛いので、一緒に売られていた杏も買ってしまいました。

この桃と杏、デリー近郊では栽培していません。デリーよりはるか北、ヒマーチャル地方で作られ、運ばれてきます。

ヒマラヤのすそ野、ヒマーチャル地方は日本で言うと北海道の様に涼しく、冬が厳しい。桃や杏のジャムなどが有名です。

さて、この桃ですが、日本の桃よりもやや小ぶりで果肉が黄色く、シャリっとした歯ごたえ。食べ応えがあります。甘すぎず、ちょっと酸味があるところがかえって美味しい。冷やしていただくと爽やかな甘みが冴えて最高です。

どうもインド人はこの桃を皮を剥かずにそのままかぶりつくらしいのですが、まぁ私は日本人なので剥きました。杏も美味しい。今だけの限定フルーツです。
もし見かけたら即買い奨励ですよ！