日本で「羊肉」というと、ヘルシーではあるものの、クセが強いのでタレに漬け込むなどして味をしっかりつけないと食べにくいイメージがあります。
中国に来て驚いたのは、羊肉のクセが少なく食べやすいということです。
中国人の人たちによると、中でも内モンゴル自治区や新疆ウイグル自治区のものがクセがなくおいしいとのことです。

友達の勧めで羊のスペアリブを炭火焼きにした「烤羊排(カオヤンパイ)」を食べに行きました。
羊の足の部分を焼いた「烤羊腿(カオヤントゥイ)」のほうが有名ですが、「烤羊排」のほうがやや小さめのサイズのものを選べるうえ、赤身と脂身のバランスがよいとのことだったので、こちらにしました。
「烤羊腿」は足全体なので、大きいものしかないうえ、脂身がほとんどないとのことでした。




注文すると、厨房で塊ごと焼いて火を通した状態のものを持ってきて見せてくれます。
食べやすい大きさに切るように頼むと、切ってきてくれます。
それをテーブルの真ん中にある焼き網に乗せ、炭火焼にして表面をパリッとさせたら、できあがりです。

肉には塩味しかついていませんが、全くクセを感じません。
お好みでトウガラシの粉などをちょっとつけて食べます。
肉の脂も炭火焼の過程でほどよく落ちて、見かけほど油っぽくないため、どんどん食べられます。

中国、特に内モンゴルやウイグルに旅行する機会があったら、ぜひこの「烤羊排」を食べることをおすすめします。
店の看板に「烤羊肉(カオヤンロウ)」(焼き羊肉)、または「烤羊腿」などの言葉があったら店の人に「烤羊排」はないか聞いてみてください。


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