成都市の中にはたくさんの卸し市場がありますが、今回足を向けたのは野菜の卸し市場です。地元の人はもちろん、成都市内の食堂経営者の人が新鮮な野菜を安く購入しようと、大量買いをする場所でも知られています。
卸し市場の面積東京ドームほど。広々としているので、歩いては巡れません。業者の人は市場の中を車やバイクで走って野菜を大量に購入していきます。たくさんの野菜をつめた大型トラックも市場の中を行ったり来たりしているので、野菜を見ながら車にも注意する必要があります。
市場の中に入ると、季節の野菜がズラリと並べられています。その日のお買い得野菜が毎日のように違っているので、地元の人はその日の献立は市場で決める人がほとんど。また値札がついているので、あちらこちらと見ながら一番安くて新鮮な野菜を簡単に手に入れることができます。
野菜が売り切れてしまうようであれば、裏のコンテナから次々と新鮮な野菜が運ばれてきます。またこの市場は、運送途中に少し傷んだり折れたりした野菜を、半額以下の値段で購入できるのも魅力です。例えば人参は500g1.5元(23日本円)で購入できるのですが、先が折れたりした人参は、500g0.8元(12日本円)で購入できます。
難点はぐずぐずしていると業者が大量買いをして、安く買えるはずだった折れた野菜がなくなってしまうことです。大量買いは半端ありません。野菜のプラスチックカートン5~6個は平気で買っていくので、業者の前に抑えないと通常の卸し野菜を買うハメになってしまいます。
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