ニュージーランドでは、耳鼻科や眼科、内科などの専門医に診てもらうのは、そう簡単なことではありません。
ほとんどの人はGP(General Practice)という、かかりつけのファミリードクターを決めていて、何かあるとまずGPに診てもらいます。
このGPが、内科、小児科などの医療全般を担当。
そして、専門医(Specialist)に診てもらいたい場合は、GPからの紹介状が必要になります。
日本だったら、自分が行きたい専門医を選んですぐに診てもらえると思いますが、ニュージーランドの場合はそうはいきません。
現に、筆者も一度公立病院の専門医への紹介状をGPに書いてもらい、“緊急”という扱いでGPが専門医とも直接電話で話をしてくれたにもかかわらず、診てもらえたのは1ヶ月半後でした。
ニュージーランド医療は公立病院の診察料は無料なのですが、公立病院にかかるのは緊急の場合やGPからの紹介状がある場合のみ。
また、公立病院は順番待ちが多く、重い病気などは待っている間に症状が進行してしまい、問題になっています。
ちなみにニュージーランドは国の保険制度がありませんので、筆者もいざというときのために、私立の病院にかかれるように民間保険に加入しています。
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