TABIZINE編集部の山口です。

北海道・網走といえば流氷。流氷といえば冬。しかし網走の「オホーツク流氷館」では、夏でも濡れたタオルが立つんです!

網走取材で印象的だった-15℃のシバレ体験を現地ルポ。

入館料なしで楽しめるのは、展望台とソフトクリーム!

1938年に国の文化財・名勝に指定された天都山の頂上にある「オホーツク流氷館」。この日は晴天。無料で見られる展望台の見晴にも期待できそうです!

ジャーン! 展望台からはオホーツク海の絶景が望めます。遠くには知床岬も。冬季には絶好の流氷観測スポットになるんだとか。

館長さん曰く、「朝に流氷で一面覆われている、と思ったら午後には岸から遠く流氷が離れてしまったり。流氷は毎日違う表情を見せてくれます。ここは網走でも一番の高台にあるので、流氷観測にはうってつけなんです」とのこと。うーん、いつか冬にも来てみたい!

360度の大パノラマで、網走湖、能取湖、濤沸湖、藻琴湖、そして、オホーツク海をはさんで知床連山、阿寒の山並みまで見渡せます。風が気持ちいい〜。

左に見えるのが、網走湖。その奥がサンゴ草で有名な能取湖(のとろこ)です。

サンゴ草のパネルの前で!「流氷ソフトクリーム 350円(税込)」

入館料なしで購入OKとのことで、1F「カフェ・ド・クリオネ」限定の「流氷ソフトクリーム」には、ビジネスマンのリピーターの方たちも並んでいました。

こちらのソフトクリーム、網走にある連日行列の話題のジェラートショップ「Rimo<リモ>」さんプロデュースで、流氷館でしか食べられません。たしかに近所にあったら何度もリピしたくなるくらいおいしいんです! 

有料エリアの見どころはここ!

とはいえ、有料エリアも素通りするのはもったいない面白さがあります。幻想的な雰囲気の入り口の階段に誘われて行くと……

クリオネちゃんがいました! 天使のようにヒラヒラ泳ぐ姿は、やっぱり可愛い。

北海道初だという、人口孵化させたオオカミウオの稚魚も。

こちらの赤くてぷっくり可愛い子は、ナメダンゴ。フウセンフオと同じダンゴウオ科の魚で、保護色に変化します。

こちらは、総インチ数400インチの大迫力5面シアター。流氷はもちろん、大空から、オホーツクの海の生きものまで、視界すべてに広がり、映像に包み込まれます。

入り口には、北海道内最大級の常設プロジェクションマッピングも。

流氷体感室でシバレずに網走は語れない!?

しかししかし。筆者が最も興奮したのはこちら。流氷体感室。本物の流氷に触れられますよ〜。

入る前に絶対忘れちゃいけないのがこちら! 濡れたタオル! 流氷体感室内で振り回すと、シバレ体験できるんです!

ひゃー! 中はひゃっこい! キタキツネ(剥製)がいますよー!

愛らしいゴマフアザラシちゃんが見守ってくれる中、ぶんぶんタオルを振り回すと……

タオルが凍って立ちましたー!! 立つとわかっていてもいざ立つと達成感があります。楽しいー!!

大人気の目玉体験だというのも納得の満足感でした。

オホーツク流氷館
北海道網走市天都山244番地の3
0152-43-5951
開館時間
5月~10月8:30~18:00(最終入館17:30)
11月~4月9:00~16:30(最終入館16:00)
12月29日~1月5日10:00~15:00(最終入館14:30)
定休日なし

入場料金 大人 770円/高校生 660円/小・中学生 550円

※天都山展望台、「カフェ・ド・クリオネ」の利用は無料です。

https://www.ryuhyokan.com

[All Photos by Aya Yamaguchi]
 

 


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