中華圏で飲まれている飲み物に、「涼茶(リョン・チヤ)」というものがあります。
茶というと嗜好品のようですが、涼茶の場合は味が好きで飲む嗜好品というよりも、健康食品のような感じで飲まれます。
一番多いのは暑い夏に「熱さまし」「暑気払い」として飲む涼茶です。
これには、夏枯草、菊花、甘草、金銀花などの、利尿作用や熱をとる作用のある漢方薬が入っています。
香港には「熱気(イッ・ヘイ)」という言葉があり、これは実際の熱ではなく、体の中に熱や毒がたまっている状態を指します。
揚げ物やファーストフードの食べ過ぎ、辛いもの、バーベキューなどで「熱気」がたまると言われます。
食べ物だけではなく、不規則な生活やストレスでも「熱気」はたまります。
この「熱気」をとるために、涼茶を飲みます。
おそらく、デトックスのようなイメージではないかと思います。
味は・・・苦いかと思いきや、甘いです。
元が苦いので、それを飲みやすくするために砂糖を入れてるのですが、それが入れ過ぎというぐらい甘いです。
最近は甘さ控えめな涼茶も出てきていますが、大体甘いものが多いです。
涼茶を飲ませてくれるスタンドは、町中にたくさんあるので、一度飲んでみてはいかがでしょうか。
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