タイに住んでいて驚くことの1つは、広告などでの表現方法がかなり直接的である点です。
例えば銀行や消費者金融の広告では、ホースから高額紙幣の札束が噴き出す様子や、札束をたくさん抱えて満面の笑みをうかべている人がよく描かれています。
どちらもキャッシングでお金を借りることをPRするものですが、日本ではなかなかここまで分かりやすく訴える広告は見かけません。
またタイでは非常に裕福な人々をハイソ(ハイソサエティの略語)と呼びますが、ハイソがお店の名前によく使われていたり、日本語でKANEMOCHI(金持ち)というスイーツのチェーン店まであります。
タイでは職場の同僚同士でお互いの給与や賞与を教えあうことが珍しくなく、個人的な収入やお金持ちへの憧れを語ることへの抵抗感が少ないことが関係しているのかもしれません。
お金関係以外では、タバコのパッケージは、喫煙によってボロボロになった歯や内臓の写真が全面に大きく使われていてインパクトがあります。
またバイクのヘルメット着用を呼びかける注意喚起として、頭が生卵やスイカになった人が車や柱にぶつかってぐちゃぐちゃになる様子がバスで描かれているのも見かけます。
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