日本では料理に使う酢は「米酢」や「穀物酢」、またはポン酢などの「果実酢」がほとんどです。
サラダにはドレッシングをかけるのが一般的なので、酢を直接食材にかけて食べる事はまずないと思います。
しかし、スペインではレストランでも「グリーンサラダ」を注文するとドレッシングではなく、オリーブオイルと「酢」、塩を自分で好きな分だけかけて食べるスタイルが普通です。
スペインには日本の様な「米酢」や「穀物酢」はなく、ワインビネガーが一般的で、赤と白があります。
レストランで準備されているのは、このワインビネガーがほとんどです。
味は米酢よりも少し酸味が強いです。
しかし、スーパーマーケットではワインビネガーの他に「リンゴ酢」や「バルサミコ酢」も格安で売られています。
バルサミコ酢は日本でも一般的になってきているので、使われた事のある方もいらっしゃると思います。
スペイン独特の酢としては「ヘレスビネガー」があります。
ヘレスはスペインで作られた「シェリー酒」で、つまり、シェリー酒から作られた「酢」です。
ちょっとクセが強いのですが、揚げ物によく合います。
その他、日本でもおなじみの「リンゴ酢」もあります。
いずれの酢も日本で買うよりもかなりお買い得です。
スーパーで売られている激安でペトボトルに入っているタイプの酢は蓋を開けると口は刃物で切らないと使えないタイプが多く、日本では考えられない不便さですが、これも海外ならではの面白い所と言えるのではないかと思います。
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