7月1日は、カナダの建国記念日、カナダデーです。国中で祝日となります。
もちろん、ケベックでも祝日です。そして、いろいろなイベントが開催されます。

朝から、なぜかヨガのイベントが開催され、教会ではミサがあり、ケベックの象徴とも言われるホテル、シャトーフロントナックでは、無料でケーキの配布があったり。夜には花火も打ち上げられます!

ところで、カナダは、10の州と3の準州からなる国で、公用語は英語とフランス語です。ですが、フランス語を公用語としている州は、ここケベック州だけ。
昔、フランスの植民地だったケベックが、イギリスとの戦争に負けてイギリスの植民地となり、その後カナダという国になったのですが、イギリスの植民地時代にフランス人たちが不遇の時代を送った歴史があったりして、ケベックの人たちは、カナダ人というよりもケベック人であるという自覚が強い人が多いんです。

加えて、7月1日の1週間前の6月24日に、ケベックの日(La fête nationale)があることもあり、実は、ケベックでは、カナダデーはそれほど祝われていません。もちろん公にはイベントも開催されるのですが、ご家庭でお祝いをする人はあまり見かけません。

普段、ケベックでは、自宅にケベック州の旗を飾っている人が多く、カナダの国旗はあまり見かけないのですが、それでもカナダデーだけは、ケベックでも街中でカナダ国旗が飾られますので、国旗を見る機会が増えます。

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