
トスカーナの中で素朴な地元らしさが感じられる都市Pistoia(ピストイア)。
旧市街地の中心部に、とても趣のあるガッレリア(アーケード)があります。
その名は「Galleria Vittorio Emanuale(ガッレリア・ヴィットーリオ・エマヌエーレ)」。
20世紀初頭に建設され、1912年に開館。
当初は展示ギャラリーやショーの劇場として使用され、後には映画館としても利用されたそうです。

1988年に閉館後、全面的な修復が行われ、商業施設として現在の姿に。
鉄とガラスを多用し、装飾が施されたアール・ヌーヴォー様式の建築で、レトロ可愛い雰囲気に魅了されました。
建物の中は劇場だった時代を思わせる構造で、バルコニーに囲まれています。
テナントはあまり入っておらず、がらんとした印象。そのおかげでゆっくりすることができました。
時代が変わっても、姿を変えず修復して建築物を維持するイタリア。
ピストイアに訪れる方はこのガッレリアに立ち寄ってみてください。
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