バッタンバンという町に竹で出来た電動付きの乗り物があります。
というか、車輪に板が乗っかっているだけの乗り物と言ったほうが分かりやすいかもしれません。
その名は「バンブートレイン」。




線路は一線路のみ。
つまり、対向車が来たらどちらかが線路を譲らなければいけません。
それは乗車人数によったり、じゃんけんによったりしてどちらが譲るかを決めます。
それがなかなか面白いのです。
操縦するおじちゃんたちがムキになって、自分は譲らないと言い合います。
それもそのはず。
列車を分解して、線路から降り、線路を譲った後列車を組み立て、乗客を乗せ再出発しなければならないからです。
おじちゃん、がんばれ~と一体感が生まれ、応援したくなります。




このバンブートレイン、結構スピードが出るのでなかなかスリルがありますよ。
でも、シンプルな乗り物なだけに乗り心地はヒドイです。
一応座布団を用意してくれていますが、振動がかなり腰にきますね。
そして、暑い。炎天下を屋根なしで走りますからね。

みんなに紹介したい、でも観光化されてほしくない、そんなローカルの乗り物です。


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