ポルトガルのお菓子といえば、エッグタルト「パステル・デ・ナタ」に代表されるように、卵をふんだんに使ったものが多いですね。中には強烈に甘い黄身餡をたっぷり入れたものが多く(日本人には甘すぎるかもしれませんが、ポルトガルの濃いエスプレッソと一緒に食べるとちょうどいいんです!)、レシピなどを見ると卵黄と砂糖の多さにびっくりしてしまいます。
今回ご紹介するのは、シントラの郷土菓子「トラヴェセイロ(Travesseiro)」です。通常のポルトガル菓子だと生地1割に対してエッグクリームの部分が9割!のものが多いのですが、このトラヴェセイロはサクサクのパイのような生地に程よい量のエッグクリームが入っていて、飽きのこない甘さです!
シントラのお菓子といえばケイジャータが有名ですが、お店の人にはこのトラヴェセイロをお勧めされました。サーブされたトラヴェセイロはほんのり温かく、中のクリームと外のサクサクほろほろの生地の食感が絶妙!一口食べて気に入ったので、ついつい追加で頼んでしまったほどです。
このお菓子の名前、travesseiroはポルトガルで「枕」の意味。確かに細長い枕の形をしています。丸い形のお菓子が多いポルトガルでは珍しい形なので、シントラでは見つけやすいですよ。
甘さも他のお菓子に比べると控えめなので、日本人にはぴったりのお菓子です!ぜひ本場シントラで味わってみてくださいね!ちなみにこのトラヴェセイロは、シントラ宮殿の近くのPiriquita(ピリキータ)というお菓子屋さんのものがとってもおいしいですよ!
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