日本の冷麺といえば、夏にいただくさっぱり味のものが多いですが、ここ、四川省の冷麺は、たくさんの種類、たくさんの味があります。

主に食べられている冷麺は、ちゃんぽん麺のような独特の麺の上に、黒酢、中国醤油、香油、ごま油、そして家庭で作ったラー・ジャオを加え、トッピングに砕いたピーナッツ、キュウリ、トマト、ネギなどをのせ、混ぜ込んで食べるものですが、ちょっとしたレストランなどに足を向けると、その上に牛肉がのっていたりするものもあります。

気になる味ですが、辛いものが苦手な方であれば、全部を完食することは難しいでしょう。でも、辛いものが苦手な人も、なぜかもう一度食べたくなる味なのです。

四川省に遊びに来た日本人の多くは、最初は食べきれないものの、1週間ほど滞在している間に、幾度となく冷麺のお店に足を向け、最後には完食。そして、冷麺を食べるために「また来たい!」という方も少なくありません。

もちろん、暑い夏の時期だからこそ、食がすすむことも関係ありますが、四川省の一般家庭では春から秋にかけて、昼食に冷麺を食べています。


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