中国の一般的なサラリーマンは夕方18時が終業時間になります。18時になると、あちらこちらのオフィスビルからサラリーマンが一斉に出てきます。そしてそのサラリーマンを狙うかのように、路上にはたくさんの屋台が出だします。歩きながらでも簡単に口にいれることが出来る揚げパンや、果物、飲み物などを売るお店が多い中、多くの人が群がるお店として「巻き寿司屋」があります。

お店は2パターンあって、メニューが決まっていてその場で注文して作ってもらうタイプと、自分の好みの具材を入れて作ってもらうタイプのお店に分かれています。どちらも「その場で作る」というのが中国人向けの発想で、すでに作ってあるものよりも、自分の目の前で確かめながら作ってもらうことを好むようです。

人気の具材ですが、サーモンの巻き寿司、中国のお漬物の巻き寿司など日本人でも理解できるメニューもあります。ただチョコレートや季節の果物、ゆで卵や生のズッキーニなどが具材になっている巻き寿司を見ると、日本人が知っている巻き寿司にあまりにもかけ離れていて、ただ傍観するだけになってしまいます。また酢飯が苦手な人も多く、巻き寿司のほとんどは酢飯が使われていません。

周りの揚げパンと比べるとかなりの高額メニューになりますが、それでも毎日のように行列のできる驚きの巻き寿司メニューは大人気です。


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