日本と中国は漢字を使用する国ですが、中でも香港や台湾は複雑な字体の「繁体字」、そして中国の大陸では「簡体字」が使われています。日本人にとっては『「繁体字」のほうが読みやすい』と言われる方もいらっしゃいますが、一度慣れると「簡体字」のほうが親しみが持てることが多く、言葉が伝わらない時には、字を書いて説明することもあるほどです。

しかし、漢字を書いても意味が伝わらなかったり、意味が違うこともあるので、100%字を書けばよいという問題でもありません。

たとえば、「手紙」と書いて、中国語では「トイレットペーパー」を意味することをご存じだったでしょうか?






また、「飛机」は、机が飛ぶのではなく、「飛行機」を表していますし、「手机」で「携帯電話」を表します。つまり「机」は私たちが考えているものではなく、「機械」を意味するのです。「飛ぶ機械」である飛行機、「手の中にある機械」である「携帯電話」といったように理解できます。

コツを掴むと、覚えやすい中国語ですが、中国人にも読めない漢字がいくつかあります。また、「漢字を書いてみて!」と言ったところで、書けない漢字もあるのです。その一例が写真の漢字です。複雑すぎて、まったくわからない漢字ですが、今でも使われている一番複雑で難しい漢字だそうです。

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