日本国内でもそうですが、海外では公共交通機関の使い方のルールが異なります。今回は、知っておくとお得で便利で安心なバルセロナの公共交通機関についてご説明します。

バルセロナの公共通機関には、レンフェ(RENFE 日本のJRの様な物)、FGC(カタルーニャ鉄道)、メトロ、トラム(路面電車)、フニクラ、バスがあります。

それぞれ経営母体は違うのですが、TMBが発行する回数券や定期は全公共交通機関で共通して使用可能です。ですので、旅行者の方にはTMBが発行する回数券がお勧めです。

回数券の種類はT-10(10回回数券)、T-50/30(30日で50回使用可能)、T-70/30(30日で70回使用可能)があり、T-50/30以外の2種類は複数人数で使用可能なので、とても便利でお得です。各回数券の料金は、ゾーン毎で違うのですが、ほとんどの観光施設は1ゾーン(1 ZONA)にあります。

1ゾーン料金は、1回券だと2.15ユーロ、T-10は9.95ユーロ(約1250円)です。つまり、回数券で買うと1回の乗車は半額以下になります。

また、このTBMのシステムには乗り継ぎ割引があり、指定時間内に他の種類の公共交通機関に乗り換えれば、券を改札に通してもカウントされない、つまり乗り継ぎ無料になるのです。(1ゾーンでは最初に改札を通してから1時間15分以内)

バルセロナの公共交通機関は安価でとても便利なのでお勧めです。しかし、無賃乗車をすると100ユーロ(約12500円)の罰金となるので気をつけて下さい。特に、トラムでは、車内にチケットを通す機械があり、しようと思えば簡単に無賃乗車できますが、時々、係員が検札に来ます。

ずるはせずに、ルールを守って旅を楽しんで下さいね。

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