チベットの宗教指導者ダライ・ラマがインドに亡命していることはご存知だと思いますが、彼を慕い、救いを求めてインドへ渡って来たチベット人達で構成されているコロニーがデリーにもあります。
インドはアフガニスタンやチベットなどの移民を受け入れている国です。インドの中のリトルチベット、「マジュヌ・カ・ティラ」へ行ってきました。
コロニーの入り口に極彩色の鳥居があり、ここが明らかにヒンドゥ教圏ではない事がわかります。道行く人の顔も我々と同じ平たい顔で細い目。どう見ても「こっち寄り」で安心感さえおぼえます。
しかし、彼等はヒンディ語でも英語でもない言葉を話していて、ここが全くの別世界だということを実感します。あと、お兄さんがジャニーズ系爽やかではなく、昭和系濃いめイケメンなのがポイントです。
奥へ入るとチベット仏教のお寺がありました。祈りたい人は誰でも中に入れます。灯明がゆらゆらと境内を照らし、小豆色の袈裟を着たお坊さんがいました。
金ピカの仏陀が据えられていて、その横には必ずダライ・ラマの写真も飾られています。
お寺のぐるりには「マニ車」がつけられカラカラと回しながらゆっくりと廻る人の姿が印象的です。デリーの中のチベット、ぜひ訪れてみて下さい。
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