キム・スヒョン の最新ニュースまとめ
視聴率ほどに熱い。「涙の女王」が、tvN最高ドラマの記録に相応(ふさわ)しくない展開で、視聴者たちの指摘を受けている。
去る28日に放送された「涙の女王」の最終回視聴率は、韓国首都圏世帯基準平均28.4%、最高31%を、韓国全国世帯基準平均24.9%、最高27.3%という記録を打ち立て、自身最高視聴率の更新はもちろん、「愛の不時着」を越えてtvNドラマ歴代視聴率1位を記録した。Netflixグローバル順位でも上位圏を保持し、熱い人気を得た。
しかし、このような人気に報いることができなかった残念な展開で、視聴者たちにわだかまりを残している。ネット上にはドラマの結末を非難する視聴者たちの意見が、相次いでいるのだ。
いったん、「涙の女王」は視聴者が望むハッピーエンドで終わった。ペク・ヒョヌ(キム・スヒョン扮)とホン・ヘイン(キム・ジウォン扮)が、多くの危機を乗り越え、末永く幸せに暮らす姿がドラマに収められた。しかし、この過程が荒唐無稽に描かれ、それまで築いてきた楽しさや感動も消えてしまったという意見だ。
第15話から第16話まで、ペク・ヒョヌとホン・ヘインの危機が繰り返された。ヘインが手術から覚める前、ヒョヌは殺人の容疑者になり収監された。記憶を失って目覚めたヘインのそばにいることができず、その席をユン・ウンソン(パク・ソンフン扮)に奪われた。記憶を失ったヘインはヒョヌを拒否し続けたが、自分が残した痕跡を通じ、ヒョヌの本気を悟るようになった。しかし、悟るやいなやヒョヌが交通事故に遭い、ヘインはウンソンに拉致されて、2人の幸せは一歩遠ざかった。
これだけで終わらなかった。ヘインがウンソンのもとを逃げ出し、ヒョヌのところに駆けつけたのだが、ウンソンがヘインに向けて銃の引き金を引き、ヒョヌが代わりに撃たれ、再び危機を迎えた。ここでウンソンは、警察らに銃殺された。
2人のハッピーエンドを劇的に見せようとするために、多数の危機を描いたが、この事件が無理に導入され、作品の真実らしさを落としたという指摘である。
集中治療室で倒れていたヒョヌがやっと意識を取り戻し、ヘインとお互いの気持ちを確認した。その後2人には子どもが産まれ、幸せな家庭をつくっていった。ここにさらに一歩進み、葬儀のエンディングまで収められた。ホンヘインという名前、1990年8月22日生まれと2074年4月7日の死亡日が書かれている墓碑を、ある老人が訪れる姿が描かれたのだ。この老人はヒョヌだ。碑石によると、ヘインは84歳まで長生きし、ヒョヌは彼女よりさらに長く生きて、ハッピーエンドを迎えたのである。
しかし、視聴者たちはこのようなハッピーエンドも一線を越えたという反応だ。ラブコメディの男女主人公が幸せになる結末を望んではいるが、年老いた姿までは望んでいないというのが、視聴者たちの反応である。「涙の女王」は、ものすごい猛威をふるったわりに、締めが十分ではなく、視聴者たちから賛否両論が起こっている。
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