中国生活でとても楽なのが、ゴミ捨てです。
365日24時間いつでも捨てることができます。

日本のようなゴミステーションがあるのではなく、ゴミ収集用の大きいゴミ箱が、住んでいるマンションや団地にいくつも置いてあります。
捨てる時間に決まりは無いので、思い立ったらすぐそこに捨てることができます。

そのため、生ゴミの臭いを気にして、台所用に密封度の高いゴミ箱を買ったりする必要もありません。
収集用の大きなゴミ箱は、基本的に毎日ゴミ収集に来てくれているようで、悪臭がたちこめることはあまりありません。

捨てる時のゴミ袋も自由です。
買い物の際にもらった袋でも、ゴミ袋用に買った袋でも、何でも良いです。
中国の袋は薄くて弱いものも多く注意が必要ですが、専用のものを用意しなくていいのは気楽です。
袋に入れずに、ゴミ箱ごと持って行って、ごみ収集用のゴミ箱に直接中身を空ける人もいます。

捨てる中身も自由です。
もっともこれはあまり良くないことですが、分別不要です。
紙もプラスチックも瓶やペットボトルも金属も一緒で、瓶などが汚れていてもそのまま捨ててもよい、ということです。

ただ、捨てる側は分別していないのですが、ダンボールなどの紙類やペットボトルなどをゴミ箱から取って集めてリサイクルへ持っていく人が結構いて、結局はある程度分別されているようです。
もっともこれは日本では違法で、賛否両論ありそうですが。
それでも働く当てのないお年寄りなどのちょっとしたお小遣い稼ぎになっていて、中国においてはそれなりの意義があるように思われます。

日本では細心の注意を払わなければならないゴミ捨て。
ところ変わればこうも変わるものですね。


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