ユネスコの世界遺産にも認定された地中海食の本家であり、イタ飯を世界一と自負するイタリア人にとって、ベジタリアンといえどもメニューが貧相であったり味がイマイチだったりするのは耐えきれないようです。
近年急増したベジタリアンのレストランも、この理由からかとても美味しく、洗練された味が増えました。
もちろん、郊外の田舎町ではまだベジタリアンメニューがなく、がっつりお肉料理やサラミを看板にしているとことが大半ですが、少しお金持ちが住む地区になるとベジタリアンのレストランが増え、その質も非常に高いのです。
ローマ郊外のグロッタフェッラータも、比較的富裕層が住む町として知られています。
その分、レストランの平均的な価格も郊外にしては高めに感じますが、洗練度もローマの都心に劣らないレベルを誇ります。
先日訪れたベジタリアンのレストランも、イタリア人が外食を控える傾向がある日曜日の夜であったにもかかわらず、8時過ぎには満席。
ベジタリアンメニューといえども、立派に前菜、プリモ、セコンド、つけあわせ、デザートがそろっています。
日曜日のお昼にお腹いっぱい食べる風習があるイタリア、夜は軽めに前菜の盛り合わせとココナッツミルクのカレーを頼んでみました。
日本のカレーのイメージと異なり、非常にあっさりとした美味。
前菜は、トリュフ、キノコ、カボチャなど、秋の食材を駆使した美味しさです。
デザートは、チアシードと抹茶のプリン。
甘さ控えめで、ベジタリアンの夕食を最後まで楽しむことができました。
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