マレーシアではよく断水が起こります。
原因は、水道会社が、古くなった水道管を取り換える大掛かりな補修の計画的断水、そして、突発的な出来事が発生したため、の二つのパターンです。
計画的断水の場合は、断水する地区やかかる日数など、あらかじめ決まっています。
突発性の場合は、水道水に異臭、汲み上げている川の上流で工場から汚染水が流された、水道管が破裂した、などです。
いつ水道が復旧するのか、めどが立たないケースです。

断水のニュースが流れると、スーパーなどから、水、バケツやたらいなどの水をためておける入れ物、インスタント食品などが、あっという間になくなります。
学校や会社もお休みとなり、ショッピングセンターなど営業していても、トイレは使用ができません。

そのため、一戸建てにもマンションにも、貯水槽が備えつけられています。
特にマンションの貯水槽は大きく、住民が2,3日ほどならば普通に生活できるくらいの水は、常に確保されているそうです。
数日の断水なら問題はないものの、いつ水が止まるか、ドキドキしながら節水生活を送ることになります。

過去に5日間の長い断水があった時は3日目で止まりました。
家族がちょうどシャワーに入っていた時で、ペットボトルに溜めておいた水道水を使いながら泡を流した記憶があります。
いざというときのためにと、みんなある程度、自宅にお水を確保しています。
断水の予定はあくまでも予定で、実際には長くかかることも多くあります。


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