中国・浙江省、上半期GDPは前年比5.8%増=中国報道
中国・浙江省、上半期GDPは前年比5.8%増=中国報道
中国・浙江(せっこう)省当局は21日、同省のことし上半期の地域総生産(GDP)は4兆5004億元(約92兆7000億円)だったと発表した。不変価格で計算すると前年同期比で5.8%の増加となり、全国の増加率(5.3%)を上回った。

上半期、同省の農業生産は全体的に安定、工業生産は着実に増加、サービス業は高い伸びを示した。農林畜水産業の付加価値が同3.6%増の1172億元(約2兆4000億円)となった。工業付加価値は同6.4%増の1兆5073億元(約31兆円)、規模以上(年間主要営業収入が2000万元〈約4億円〉以上)の工業の付加価値は同7.6%増だった。

社会消費財小売総額は同5.3%増の1兆8979億元(約39兆円)で、第1四半期(1-3月)より0.8ポイント上昇した。固定資産投資は同1.4%増加し、不動産開発投資を除いた場合は11.4%の増加となった。 

上半期、同省の貿易は粘りを見せた。同期間の貿易額は同6.6%増の2兆7300億元(約56兆2000億円)にのぼった。うち、輸出が9.1%増の2兆700億元(約42兆6000億円)で、輸出規模は全国2位となっている。

また、浙江省の雇用情勢は全体的に安定し、住民の所得は着実に増加した。上半期の同省都市部の調査失業率の平均は4.7%で、全国平均(5.2%)より低かった。同省住民1人あたり可処分所得は、全体で3万7813元(約77万9000円)、都市部で4万3293元(約89万1000円)、農村部で2万5986元(約53万5000円)だった。
Copyright(C) wowneta.jp