中国の卸売・小売業、上半期は安定した成長…前年比5.9%増=中国報道
中国の卸売・小売業、上半期は安定した成長…前年比5.9%増=中国報道
国家統計局によると、ことし上半期の中国の卸売・小売業の付加価値は前年同期比5.9%増の6兆8000億元(約139兆3000億円)に達した。GDPに占める割合は10.3%となった。中国の卸売・小売業は安定した成長を維持している。

卸売業では、商務部が重点モニタリングを行っている商品市場の取引額が2兆8000億元(約57兆4000億円)だった。そのうち、工業消費財が同7.3%増加、農産物類市場が同0.1%増加した。

小売業では、国家統計局のデータから見ると、商品小売額が同5.1%増の21兆8000億元(約446兆5000億円)となっている。限度額以上(主要事業の年間売上高が500万元〈約1億円〉以上)の企業別では、コンビニが7.5%、専門店が6.4%、スーパーマーケットが6.4%、ブランドショップが2.4%、百貨店が1.2%、それぞれ増加した。

都市部の商業は成長を維持した。同期間、商務部が重点モニタリングを行った全国50の商業エリアにおいて、利用客数が同5.2%増加、売上高が同3.4%増加した。また、農村部の電子商取引(EC)は急激に成長している。商務部のデータによると、同期間、農村部のオンライン小売売上高は同6.2%増、農産物のオンライン小売売上高は同7.0%増となった。

買い替え政策によって消費潜在力が解放されている。ことしに入って6600万人を超える消費者が12種類の家電製品を買い替え、1億900万台以上の新商品を購入した。6900万人を超える消費者が携帯電話などのデジタル製品を7400万点以上購入した。全国8万2000軒の販売店では電動バイクの買い替えに対応し、905万6000台の新車が販売された。

また、国家統計局のデータによると、1-6月の限度額以上の事業所の家電製品と録音・録画機器類の小売売上高が同30.7%増、通信機材類の小売売上高が同24.1%増だった。

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