中国の至るところで、独自の伝統芸能がありますが、ここ四川省でも有名な伝統芸能を鑑賞することができます。代表的なものの一つは、「変面」。
この「変面」は日本でも公演されるほどで、振り向きざまに顔が変わることで有名です。どのように変わるかというのは、芸能関係者だけしか知らないとのこと。見事に振り向くたびに顔が入れ替わります。この「変面」については、また機会があればご紹介したいと思います。
今回ご紹介したいのは、「茶芸」。長い注ぎ口のあるお茶の入った「きゅうす」を、グルグルとカンフーのように回し、ちいさな湯のみの中に見事にお茶を入れる、それも、かなり離れたところから見事に命中させる芸です。
この芸が出来るようになるまでに3年の修行がいるとか。観光客の一人が飛び入りで参加し、注ぎ口の長い「きゅうす」をブンブンと振り回していましたが、長い注ぎ口が自分にあたったり、周りにお茶をこぼしたりと悲惨でした。そのことを思うと、この芸をきわめている方の技は鮮やか!「お見事!」の一言です。
これらの茶芸は、観光地で見ることができますが、受け継いでいる方が少なくなってきているので、もしこれら芸の看板を見かけることがあったら、ぜひ鑑賞していただきたいものです。
ちなみに、芸を見ながら、ゆっくりと四川茶を飲むだけで、大体50元(800円ほど)です。芸自体は10分で終わりますが、他のいろいろな芸も見ることができます。観光次いでに楽しんでくださいね。
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