バナナは「木」でなく「草」に分類されるのだそうです。
「あんなに大きくなるのに?」
と思う方も少なくないでしょうけれど。
そして、バナナは実だけでなく、クキも食べます。
バリでは食材として、特にスープの具によく使われます。
バリ通の方なら、一度はローカル料理「バビグリン」の付け合わせで出てくるスープで食べていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
タケノコの要領で外側の緑で硬い部分を剥き、白い芯の部分を薄切りにして煮込みます。
食感は、薄切りのセロリに似ている感じ。
煮ると良い具合に柔らかくなって、なかなかの美味しさです。
写真は若いクキですが、実を収穫した後の太くて硬いクキでも大丈夫。
緑の部分をひん剥いていくと中にまっ白な芯が出てきます。
新鮮な芯は、ツヤツヤと輝いているのではないかというほどまっ白です。
山深いジャングルエリア出身の方によると、満月の夜などはこのまっ白なバナナの芯は、夜道を照らす灯として活躍するそうです。
そう話しながらサッと芯を掲げられたバナナの芯は確かに、まるでライトサーベルのようでした。
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