西洋料理には、スプーンとフォークがたくさん出てきて、使う順番が決まっていて、、、などの、ややこしいマナーがありますが、香港は日本と同じく、お箸文化ですので、特に食事マナーというものはありません。
が、飲茶には独特のマナーがあるので、ご紹介したいと思います。
知らなくても、特に失礼にあたる、というようなものではありませんが、知っていると、香港人から「お!よく知ってるね!」と、ほめてもらえるので、ちょっとしたコミュニケーションアップにつながります。
まず、飲茶で席につくと、お茶は何にするかを聞かれます。
広東語でぶっきらぼうに聞かれてとまどうかもしれませんが、普洱(ポー・レイ)、鉄観音(ティッ・グン・ヤム)、寿眉(サウ・メイ)などを頼んでください。
寿眉茶は、日本ではあまり聞かない名前かもしれませんが、香港人は飲茶のとき、このお茶をよく注文します。
あっさりしてて、日本人にも飲みやすいお茶です。
お茶の次はオーダーです。
テーブルの上に、メニューがずらりと並んだ紙があるので、欲しいものにチェックをつけていきましょう。
漢字ですので、わかるような、わからないような、微妙な感じだと思います。どうしても食べたいものがあるときは、事前にネットで中国語表記を調べていったほうがいいでしょう。
点心を注文したら、お茶で食器を洗います!
初めてのときは、びっくりするかもしれませんが、ぜひ周りの香港人を見ながら、やってみましょう。急須のお茶を、自分の湯飲みにちょっと注いで、くるくる回してゆすぎます。ゆすいだあとのお茶を捨てるお椀が出てきているはずですので、お茶はそこに捨てましょう。
レンゲとお箸にも、急須のお茶をかけます。
これで準備は終わり。あとは運ばれてくる点心を待つだけです。
香港人と一緒に飲茶に行くと、おそらくその香港人がやってくれるでしょうが、もしあなたが、これをささっとやったら、「お!」と言われること間違いなしです。
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