さて、インドは日本人にとって「物価が安い国」なのでしょうか?
近頃、縫製業界などでも中国の賃金の高さにやられてインドへ移って来た会社や、まだ見ぬ可能性を求めて進出してくる日系企業が多いですが、実際のところどうなのでしょうか?
そこらへんを改めて「住民目線」で再考してみたいと思います(あくまで住民目線なのでビジネスマンとしての経営実感ではない事をご了承下さい)。
■衣:
日本より安いです。が、バリエーションが足りません。海外メジャーブランド(H&MとかGAPとか)も入っていますが、いかんせんインドのファッションの主流と日本のトレンドのズレが大きいです。もうかなり前から言っているユ○クロの「来る来る詐欺」にはもう誰も期待していません。
■食:
ピンキリ。安い食事はとことん安いが、高い食事は日本より高いです。
和食のおいしい店が増えて来ましたが、主に日本人が喜んで通っているだけで、インド人に受けている訳ではないです。
寿司ブームが来そうでなかなか来ません。マクドナルドやサブウェイなど外資系のファストフード店が便利です。スタバは「意識高い系が行く店」として定着。
■住:
一概には言えない感じです。プール付きの豪邸に住む一昔前のラグジュアリーな駐在員が減って来ており、段々庶民化。とはいえ、日本のマンションよりはずっと広いです。
しかし、それ故にメイドを雇うのがお約束だったり、車がないとどこにも行けなかったりと日本の「駅前=いい物件」とはかなり違います。駐在員マダム同士の確執などシュールな部分は相変わらず。
■その他:
メトロが整備され、首都圏の移動はかなりスムーズになりました。olaやウーバなど「タクシー配車サービス」がここ1年でかなりメジャーになり、住み心地が良くなってきました。しかし、急激な発展による物価上昇が庶民の台所を直撃し、いろいろ問題が出ているのも事実です。
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